海岸で真っ赤な溶岩と接触

黄色の掲示板には,「溶岩流へのハイキングは危険」と書いてある.

The yellow bulletin board writes "Hiking to lava flow dangerous".

一年前に噴火しているのを見たリトラル丘と溶岩トンネルの出口.海への溶岩の流れ込み口は,100mほど西へ移動した.丘の高さは10m.一年前は3mほどだった.

Kamokuna littoral cone and its lava tube, which were acitive during the first half of 1998. The cone is 10 m high.

1998年12月28日夕刻のカモクナ流入口.一年前と違って,ほとんど爆発せずに赤熱溶岩が海に流入している.海面から発生している白い水蒸気は,浮遊しているスコリアから放出されている.まるで蒸気船のようだ.

Kamokuna ocean entry, December 28, 1998. White steam rising from sea surface was issued from floating scoria fragments, just like steam ships.

18時の夕暮れと前後して風向きが変わり,水蒸気が海側に追い払われて視界が広がったのとほぼ同時に溶岩サージが始まった.幸運だった.たくさんの場所から真っ赤な溶岩が大量に流出した.この溶岩サージは20時ころまで約2時間つづいた.

About 15 min after the initiation of a lava surge, which lasted about 2 hours. At Kamokuna ocean entry, at 1815 on December 28, 1998.

いま流れたばかりの溶岩を採取している北爪さん.彼が立っている溶岩はおそらく前日流れたもの.表面は黒くて堅いが,割れ目の内部は真っ赤だ.

Collecting a fresh lava sample. He stands on a lava flow of possible yesterday. The surface was black and not hot, however, inside of cracks glowed with red.

これは私の鉛筆立て.採取したばかりのときはこのように銀色に輝いていたが,翌日から黒味が増し,一週間後にはすっかり黒くなった.大気中の酸素と結びついて酸化したのだろう.

My pencil holder. The shining surface turned to black by oxidation in a few days


  1. カウアイ島南部(Poipu周辺)
  2. カウアイ島北部(Hanalei周辺)
  3. カウアイ島西部(Waimea 周辺)
  4. ハワイ島へ到着
  5. キラウエアの噴火の痕跡
  6. 空から見たキラウエアの噴火
  7. 海岸で真っ赤な溶岩と接触
  8. ナマカニパイオ・キャンプ場