4.07(金)

▼静岡大学の小山真人さんが,「西暦79年にイタリアのヴェスヴィオ火山で起きたプリニー式噴火」をつくりました.臨時火山情報17号(4月2日発表)が言及した「本格的な軽石噴火」とは,これのことです.気象庁は,その後の火山情報でそれを「爆発的噴火」に言い換えて使っているようです.「軽石噴火」じゃ,いかにも軽そうですからねぇ.適切な言い換えだったと思います.「爆発的噴火」のもうひとつの形態である熱雲噴火を,有珠山1822年噴火(文政熱雲)あるいは西インド諸島モンプレー山の1902年噴火を例にして,(わかりやすい一般向け)解説ページを誰か書いてくれないかなぁ.わたしのページにはこれしかない.(1105) もうひとつの例として,パプアニューギニアのラミントン火山の1951年噴火があった.(1150)

▼洞爺湖温泉のうらの金比羅山にできた火口からの火山灰の噴出はずいぶん盛んなようです.火口のまわりに噴出物が降り積もって,さらに転がって,直線的な斜面をもつ火砕丘ができています.火山地形としてはスコリア丘と同じです.どんな粒子でできているんかなぁ.図:金比羅山にできた複数の火砕丘4.6.1704ANN(1030)

▼「岡田教授らは毎日午前九時,ヘリで上空からの観察を行っていますが,ここ数日マグマの活動が活発化しているため,かなり高い上空からの観察を続けています」ANN 取材団・吉岡哲大による伊達市役所からのレポート 4.6.1148ANN放送(0940)

▼けさの朝日新聞一面のカラー写真(アサヒコムのサイトへのリンク)は,白昼堂々「6日,本社ヘリから」

NHKテレビニュースの空撮映像に「撮影 陸上自衛隊」と出るようになりました.うれしく思います.(0615)