EU43  
  氷河
  メールドグラス氷河、シャモニー(フランス)
メールドグラス氷河の表面に年縞がみえる.縞の間隔は30-50m.前年の冬に積もった雪がすっかり融けた晩夏だから氷河の表面がよくみえる.ここは雪線の下にある.氷河の縁にある高さ100mのモレーンは、19世紀に終わった小氷期の時代の氷河前進でつくられた.(1995.9.1撮影)
 
EU30  
  氷河の削痕がついた岩盤
  ツェルマット(スイス)
岩盤の上を氷が移動して、表面に傷をつけた。氷河が移動した方向を知ることができる。
 
 
 
 EU33  
  モレーンとティル
  ツェルマット(スイス)
氷河に運ばれてきた土砂がつくった小さな高まりをモレーンという。その土砂を地層としてみるとティルという。
 
 USWA110  
  モレーンとティル
  Double Bluff、 Whidbey island(ワシントン州)
ステージ6または8(15または25万年前)の氷期の堆積物Double Bluff drift中のティル.ティルは氷河から直接もたらされた分級されていない堆積物のことである.研磨された円礫がシルトマトリクスの中に含まれていることが特徴だ.ボールペンの長さは15 cm.
 
 
 
EU35  
  迷子石
  ツェルマット(スイス)
氷といっしょに運ばれてきたが、氷がとけたあと置き去りにされた巨石。ノアの洪水伝説のもとになった。
 
US43  
  永久凍土
  デナリ国立公園(アラスカ)
Fairbanksの湿地の地下には永久凍土がある.アスファルト舗装された道路が数年で波打ってしまい、保守がたいへんだという.永久凍土の上には、トウヒの一種であるblack spruce が生えている.black spruce は樹高が10 mくらいまでしかならない小さな針葉樹である.だから、永久凍土の上の浅い土壌の中でも根を張ることができる.しかし、しばしば根が樹幹を支えきれなくなって傾いてしまう.Black spruceより大きいwhite spruceは、樹高20 mまで達する.河川や湖の縁で永久凍土のないところに生える.
 
 
 
US46  
  氷河の先端
  Exit glacier(アラスカ)
氷河の先端はつねに前進しているか後退している.先端の流れる速度より融ける速度の方が速いとき、その氷河は後退しているという.
 
US37  
  氷河の先端
  19世紀半ば以降,全世界の谷氷河はいちじるしい後退を続けている.Exit glacierは最近50年で500 mくらい退いたから,その後退速度はおよそ10 m/年と計算できる.
 
 
 
US44  
  デナリ山
  ワンダーレイク・キャンプ場から見たMt. Denali
AnchorageとFairbanksの間に北米大陸でもっとも高いMt. Denali(あるいはMt. McKinley;6194 m)がある.この山の北側を東西に走るDenali断層は、北米プレート内の第一級逆断層である.この断層は、南から沈み込む太平洋プレートによって生じた付加体と本来の大陸地殻との境界である.Denali国立公園内のWonder Lake (標高600 m)からみる Mt. Denali は、目の前のMcKinley川からいきなり高さ5000メートルもの巨大な壁としてそびえ立っている.
 
US34  
  ビーバーダム
  Horseshoe Lake、 Denali NP
人間を除けば、自然環境をもっとも著しく改変する動物はビーバーである.水際に生えている木は彼らにとって必要不可欠な存在である.木の近くまで安全に水中をもぐっていけるように、ビーバーはダム湖をつくるのだという.Beaver lodgeとよばれる家までつくる.
 
 
 
US39  
  Dryas Octopetala
  Wonder Lake、 Denali NP
前回の氷期が終わりに近づいて地球全体が温暖化しているとき、ヨーロッパアルプスにふたたび寒い時代が訪れた.その地層中にはDryas Octopetala(和名はチョウノスケソウ)の花粉が多量に含まれるので、この時代をYounger Dryasという.Younger Dryasは紀元前9690年ころに終了して、そのあとは現在の暖かい時代である完新世となった.Denali国立公園では、この Dryas Octopetalaを多数見ることができる.
 
5010089  
  ホルン
  飛騨山脈から抜き出て天を突く槍ヶ岳
槍ヶ岳は、四方を氷河で削られてできたホルンである。
 
 
 
EU41  
  ホルン
  マッターホルン(スイス)
 
895  
  河岸段丘
  川の河岸段丘
利根川に合流する直前の片品川には、典型的な河岸段丘がみられる。左は沼田市街地。右は赤城山。これらの段丘は、上流部の山地から森林が失われた氷期におもに形成された。古い時代に形成された段丘が、その後の隆起によって押し上げられて階段状の地形が生じた。沼田市街地がのる最上段の段丘は30万年前に形成された。
 
 
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