皆神山

第二次大戦末期に大本営移転を目的として地下壕が掘られた皆神(みなかみ)山は,30万年前のカリウム-アルゴン年代をもつ溶岩ドームである(森本ほか,1966;金子ほか,1991b).1965-1966年に発生した松代群発地震の中心に位置し,そのときには溶岩ドームの周辺で隆起・地割れ・湧水がみられた.マグマのかわりに水が噴出したので,松代群発地震は「水噴火」にともなった地震だったと考えられている(中村,1987).


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