臨時火山情報 第17号 平成12年4月2日20時10分 室蘭地方気象台発表 火山名 有珠山 有珠山の火山活動について、火山噴火予知連絡会は第2回火山噴火予知連絡会 有珠山部会を開催し、以下のとおり見解を発表しました。 第2回火山噴火予知連絡会有珠山部会見解 有珠山では、3月27日からの一連の地震活動、地殻変動の後、北西山麓で3 月31日に噴火が始まった。現在のところ、水蒸気爆発〜弱いマグマ水蒸気爆 発が断続的に続いている。噴火地点は北西山麓の一部に限定されている。この 噴火活動の様式は1910年の噴火の初期の活動に似ている。当面は、この領 域で今までのような噴火活動が継続すると考えられる。  本格的な軽石噴火の可能性は、依然残されており、観測を強化し、総合的に 今後の推移を注意深く見守る必要がある。 今後も火山活動に警戒が必要である。