4.27(木)

有珠山2000年噴火対応---4.27までのまとめ
 
国土庁のページをみて,63条の警戒区域指定はされていないことが確認できました.虻田町からの説明はもういりません.(1305)
 
虻田町の長崎良夫町長もしくはその代理人の方に伺います.
 朝日新聞3.30朝刊は,一面で「虻田町は,午後八時半,洞爺湖温泉地区などに避難命令を出した」と書き,さらに社会面(39面)で「洞爺湖温泉街に出ていた避難勧告は夜になって避難命令に変わった.虻田町役場の対策本部の職員は「温泉街は無人化をめざす」ときっぱりと言い切った」と書いています.その後しばらく,「避難命令が出た」と繰り返し伝えた民放テレビ局がありました.
 わたしは,これらすべてを誤報だと理解していましたが,23日に北海道新聞が伝えた長崎町長の発言を読んで不安になりました.そして,3月29日夜における長崎町長の発言内容をまだ確認していないことに気づきました.確認するために虻田町の有珠山(火山活動)に関する情報ページを見ましたが,そのページは2000年 3月 30日 (木) 10:13:13 Local time以降更新されていません.そこに避難指示の文字はありますが,それ以上の記述はありません.
 洞爺湖温泉には,災害対策基本法60条が適用して避難の指示をしているのですか?それとも63条を適用して警戒区域にして退去を命じているのですか?この違いは重大です.明確な回答をいただきたい.回答は,その公共性を踏まえ,有珠山(火山活動)に関する情報ページに置いてくださることを望みます.なお私は,火山災害危機においては63条を使うべきでないと考えています.(0955)
 
▼けさの読売新聞が書いています:「火山噴火予知連絡会(井田喜明会長)が今月十二日に,「観測体制を整備すれば,大爆発への移行を事前に判断できる」と統一見解を発表した」.この文が事実を正確に表現しているなら,観測体制が整備されなければ大爆発への移行は事前に判断できるとは限らない,と火山噴火予知連絡会が考えた(そしていまでも考えている)ことになります.→4.25
 その後の観測網の整備はほとんど進んでいない,とこの記事は書いています.この記事に対して火山噴火予知連絡会あるいは気象庁から異論はありませんか?地元自治体から質問はありませんか?困りませんか?この記事にみられる明確な指摘を認めてほんとにいいんですか?住民のみなさんはどう考えますか?(0855)