4.22(土)

▼FNN1131が伝えたところによると,伊達市で74.5mmの雨がすでに降った.かなり大きな土石流が発生した(している)だろうと思われます.雨がやんだあとの報告に注目が集まります.なお国道は通行止めになっているそうです.そうでなくっちゃ.
 NNN1135が放送した泥川の0930映像を一瞬,わたしは板谷川かと思ったが,テロップに「伊達市」と出たから,長流川なんでしょう.いま板谷川の映像を取りに行くのは,死にに行くようなものです.やめたほうがいい(1140)
 
▼大学院の軽部智一君がわたしのサイトの全文検索インデックスを更新してくれました.きのうまでの853文書がインデックス化され,52,616 個のキーワードが登録されています.お好きなキーワードで私のサイト内を検索できます.ご利用ください.悪口を言われてるんじゃないかと不安な方・機関は,とくにご利用ください.(1030)
 
▼伊達市役所での記者会見が毎日(定時にたぶん2回)行われていたのは,これまでの火山危機ではなかった初めての試みで,高く評価すべきだと思います.でも,きのうあたりから,一日おきになったらしいですね.
 さて,ここで提案します.記者席より低い位置におかれた椅子に座っての会見でなく,アメリカ大統領のように教卓を前にして立って会見した方が,かっこいいと思う.椅子にちょこんと座った記者に手を挙げさせて,高い位置から鉛筆で指して質問を許可する.あのスタイル,いいなあ.岡田先生,ご一考願います.きのうの,住友銀行とさくら銀行の合併会見をみて思いつきました.(0915) 一日おきになったのは,予知連有珠山部会らしい.(4.23.1215)
 
▼「地質調査所の東宮昭彦研究員は「(3月31日の)マグマは(巨大な噴煙柱を立ち上げて火砕流を伴うことが多い)プリニー式噴火になりそうな状態だったが、地下水が存在したため、今回のようなマグマ水蒸気爆発にとどまったとみられる」と話している。朝日新聞
 朝日新聞は,自分の書いた日本語の意味を理解しているのだろうか?この日本語を理解して納得するなら,3.31噴火以降もっとも先鋭的に続けた自社ヘリによる近接撮影について,どう考えるのですか?運輸省航空局の指示を守っていたかどうかも含めて,紙面で説明してほしい.
 テレビ朝日の「まさか!の社会学」4.3.1750放送と,4.14.1900/2200のNHKニュースがいかに危険なものだったか,東宮さんの解釈が理解できる人にはわかっていただけると思います.あの噴火のとき,火砕流が虻田高校に向かっているとの情報が瞬間的に広まりました.あの情報は,火山専門家にはすぐ見破ることができるデマではありましたが,住民への危険告知の方法としては,むしろ適切だったと評価すべきかもしれません.(0855)
 
▼いま0702NHKニュースが伝えたところによると,伊達市ではすでに30mmの雨が降りました.このあとさらにそれくらいの雨が降れば,土石流(泥流)が発生することはほぼ確実です.リスクについて確実なことはないときのう書きましたが,これは例外的に,ほぼ確実です.
 NHKアナウンサーは,国道37号の通行を「規制」すると読みました.規制だけでいいんかなぁ?わたしがもし当事者だったら,板谷川を渡る国道37号の橋をきょうは絶対に通行しません.(0715)