まえちゃんねっと火山情報掲示板の抄録2005


3656. 2005年01月02日 16時42分37秒 投稿:早川

冬の夕暮れ時の浅間山噴煙。東50キロの前橋より。2005.1.02.1629

3657. 2005年01月02日 17時06分01秒 投稿:早川

同。2005.1.02.1655

3667. 2005年01月03日 15時39分20秒 投稿:早川
  
4キロ円内で大人が雪遊びするのは自己責任だろうけど、子どもを連れてっちゃダメでしょ。
園内駐車場までの道を除雪したのは、誰が何のために?


3668. 2005年01月03日 15時56分55秒 投稿:早川

昨年10月23日、同地点でピクニックしている家族。
この母親は、一見やさしそうに見えるが、実は大罪を犯している。

3838. 2005年01月26日 21時36分47秒 投稿:早川
 [http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jma/press/0501/25a/volcano.pdf]
噴石って、いったい何?

吾妻山レベル5
> 周辺の市街地まで噴石。

吾妻山レベル4
> 火口から8km程度まで噴石等の影響の可能性がある。

草津白根山レベル5
> 遠方まで噴石

草津白根山レベル4
> 居住地まで噴石
> 火口から半径2km程度まで噴石(岩塊)が落下

九重山以下略。


なんてことだ。
火山課長の新聞インタビューに期待した私が愚かだった。#3827

今回発表されたレベル決定基準の表を全部読むと、気象庁火山が、組織として、火山爆発による岩石飛散メカニズムを誤って理解していることがわかる。単発が特徴的なブルカノ式爆発で飛び出した岩塊が空気を切り裂いて8キロも飛行するなんて、考えられない。

もちろん、浅間山で昨年あったように直径3-4センチの火山礫が8キロまで到達することはある。風に流されるからだ。このような火山礫が火口から何キロまで達するかは、火山爆発の強さよりむしろそのときの風速に依存する。サイズが小さい火山礫は遠くまで達する。その関係は連続的だから、サイズを決めずに何キロまで届いたかを言うことはできない。

気象庁火山は、「噴石」の語をひとつの文書の中でいろいろな意味に用いている。意味不明の用語を肝心部分で何回も用いたこのような文書は、公文書の資格を満たさない。

「噴石」のサイズに下限をもうけない立場を気象庁がとるなら(そうしたいなら、そうしてもよろしい。ただしそのときは)、「噴石」の到達距離でレベルを決めるこの表はナンセンスになる。この表でレベルを決めることは客観性に欠く。科学的ではない。もし「噴石」のサイズに下限があるというなら、気象庁はそのサイズをいますぐ公表すべきだ。

なお現代火山学では、火山粒子をサイズだけで次のように分類している。

火山岩塊
(64ミリ)
火山礫
(2ミリ)
火山灰

この、よく普及した呼称を用いないで、気象庁独自の「噴石」を用いてレベル表を記述しなければならない理由はみつからない。それなのにわざわざ「噴石」を用いるのは、気象庁が特定の意図をこの表の背後に隠しているのではないかと推測するに十分だ。

3839. 2005年01月26日 21時59分15秒 投稿:早川
 [http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jma/press/0501/25a/volcano.pdf]
> 草津白根山レベル4
> > 居住地まで噴石
> > 火口から半径2km程度まで噴石(岩塊)が落下

草津白根山の場合、もっとも近い居住地までの距離はほぼ2キロですから、ここの記述のみみれば、不可はありません。

一方、

> 吾妻山レベル5
> > 周辺の市街地まで噴石。

これは困ります。市街地ですから、山の温泉宿を指すとは考えられません。一番近い市街地は福島市です。それは、吾妻山から20キロ離れています。20キロの地点に降る噴石って、いったいどんなサイズでどうやって降るというのだろうか。それも、吾妻山の噴火で。ありえない。

3841. 2005年01月27日 08時16分24秒 投稿:早川
 [http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jma/press/0501/25a/volcano.pdf]
「噴石」の議論については、#2#1074以降をお読みください。まとまった議論が
なされています。

「噴石」という用語をこのように安易に軽率に用いる恥は、気象庁職員だけに留
まらず、火山噴火予知連絡会委員に波及しつつあると感じます。

問題は、浅間山レベルだけの特殊ではなく、火山の危険レベル発表全体に広がり
ました。国による火山監視システムに致命的な欠陥があります。

3842. 2005年01月27日 09時36分00秒 投稿:早川
#3840. 2005年01月26日 22時11分07秒 投稿:昭ちゃん
> きちんと「噴石」の定義と「Wentworthの粒径階による土の分類」と違う理由
を明らかにすべきでしょう。

おっしゃるとおりだと思います。

ただし「Wentworthの粒径階による土の分類」は、久野久の「火山及び火山岩」
でも解説していますが(*)、そのサイズ区分は古い。火山では、
32ミリ→64ミリ
4ミリ →2ミリ
に変更して使うのが現在の国際基準です。

(*) 初版は1953年。著者没後1976年に出た第2版では、20ページの表3.


気象庁職員へのヒント:

上記した「Wentworthの粒径階による土の分類」で火山粒子を記述すること、すな
わち火山岩塊・火山礫・火山灰の三分法は、1950-60年代の日本火山学に大きな影
響力をもった元東大教授久野久の教科書で採用されたことから、一気に普及しま
した。その後、国際的にもこの分類が支持され、上に書いたように数値を変更し
て国際基準になりました。

そのあと気象庁は「噴石」なる語を好んで使い始めました。それは中村清二と山
崎直方による1910年頃の浅間山噴火の報告(震災予防調査会報告73号、明治44年
6月)で頻繁に使われた語です。

その報告での「噴石」の使い方を読みとると、彼らは「空中を弾道軌道を描いて
飛行した火山岩塊」の意味で使ったことがわかります。浅間山を現地で見張って
いる軽井沢測候所はつい最近まで(少なくとも2004年8月まで)、これを踏襲して
この意味で「噴石」を用いてきました。

火山岩塊のうち弾道軌道を描いて着地した粒子だけを噴石と呼ぶ定義は、修正
「Wentworthの粒径階による土の分類」とも矛盾しません。この定義下で「噴石」
を使うのは無矛盾だし、むしろ(防災のためにはわかりやすくて)よいことだと
私も思っていました。

サイズだけで規定した用語体系と運動様式を含めた用語体系に、重複があっても
それは仕方がないし、あってもよい、避けられないと考えます。

しかし、空中を弾道軌道を描いて飛行しなかった小さな石まで噴石と呼ぶこと
を気象庁(本庁)がやりはじめました。最初の重大問題は、2000年8月18日の三
宅島噴火で起こりました。弾道軌道を描いて空中を飛行したあと一周都道に突き
刺さった岩塊と、坪田に降った小石を、同じ「噴石」の語で記述しました。その
結果、小石でガラスを割られた車はよく報道されたけど、伊ヶ谷の人家のすぐ
そばの都道に大穴が開いたことは影に隠れました。これは意図してなされた情報
操作だったと私は判断しています。

伝え聞くところによると、小石でも被害が生じるのだから噴石の語を安全サイド
に拡張して使うほうが防災のためには役立つなどという意見が気象庁内部にある
そうです。この意見は火山監視機関としての自殺行為です。できるだけ正確な災
害情報を伝達しようとする意志を決定的に欠いています。


災害情報をどう伝えるべきか、そろそろ本気でマジメに考えてくれませんか。

3909. 2005年02月14日 21時14分10秒 投稿:早川
この看板「通行注意」でいいのか、浅間園?

ことしの炎のまつりは、浅間園から北軽井沢ふれあい広場に場所を移して行われた。

万座鹿沢口駅裏にあるこの高い崖(80メートルほど)は、吾妻川が平原火砕流堆積物を1万6000年かけて削り込んでつくったものである。1783年8月5日午前11時、鎌原土石なだれがこの崖を下って吾妻川に流入した。

3925. 2005年02月22日 09時07分21秒 投稿:早川
 [http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jp/volcano/306-050222090040.03.html]
浅間山について随時情報の発表は昨年11月15日以来3ヶ月ぶりです。

きょうはすばらしい天気ですが、浅間園でソリ遊び(#3905)してはなりません。浅間山
に近すぎるから、直径1メートルの火山弾に打たれる危険があります。実際、先
日2月12日に行われた今年の「炎のまつり」は、例年のそこから北軽井沢ふれあ
い広場に場所を移して実施されました。


> 火山観測情報 第53号
>
> 平成17年2月22日09時00分 気象庁地震火山部
>
> 火山名 浅間山
>
> ** 見出し ***************************
>
> 浅間山では、21日17時頃から22日01時頃にかけて傾斜計に変化が見
> られ、21日22時以降、地震回数がやや増加しています。
> <火山活動度レベル3が継続しています。>
>
> ** 本 文 ***************************
>
>  浅間山では、21日17時頃から22日01時頃にかけて、傾斜計による
> 観測でわずかな山上がりの変化がみられました。22日01時以降は、傾斜
> 計の変化は小さくなっています。
>  このような変化は、昨年発生した4回の中規模の噴火前にも観測されてい
> ます。

>
>  火山性地震の発生状況は、21日22時以降やや多い状態となっています
> 。
>  昨日の火山性地震の回数は73回で、火山性微動の発生はありません。本
> 日00時から08時までの火山性地震の回数は70回で、火山性微動は観測
> されておりません。なお、火山性地震、火山性微動はすべて体に感じない微
> 小なものです。
>
>  噴煙の状況は、本日08時の観測では、白色の噴煙が火口縁上100メー
> トルまで上がり、東に流れていました。
>
>  浅間山上空では、本日12時は西の風が予想されています。風下にあたる
> 地域では降灰等の可能性があります。
>
>  次の火山観測情報の発表は本日16時の予定ですが、火山活動に顕著な変
> 化が見られた場合は、火山情報で適宜お知らせします。
>
>  浅間山の火山活動度レベルは3(山頂火口で小〜中噴火が発生する可能性
> がある)です。
>
>

3929. 2005年02月22日 10時05分44秒 投稿:早川
前回11月の傾斜変化のときの記録から

#3092. 2004年11月14日 10時01分35秒 投稿:早川
> > 火山観測情報 第142号
> > 平成16年11月14日08時30分 気象庁地震火山部
> >  このような変化は、9月1日、9月23日および9月29日の噴火前にも
> > 見られました。
>
>
> 気象庁の火山活動解説資料(平成16年9月)
> http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/monthly_v-act_doc/tokyo/04m09/306_04m09.pdf
> によると、
>
> ▼噴火前に観測された現象
> 9月1日2002 約29時間前から山頂直下が膨らむような傾斜変化と地震の多発
> 9月23日1944 約4時間前から山頂直下が膨らむような傾斜変化。地震の多発
> 9月29日1217 約6時間前から山頂直下が膨らむような傾斜変化。
>
>
> ただし、
>
> 1)9月29日の地殻変動前兆は、14時間前から始まって、いったん収まるかにみえたあと、
> 6時間前からまた変動した。
>
> 2)10月6日、同様の地殻変動が観測されたが、爆発に至りませんでした。
> その後、10月10日に爆発。
>

結局このときは、こうなった:
11月14日2059 約26時間前から山頂直下が膨らむような傾斜変化。


3945. 2005年02月23日 14時09分22秒 投稿:早川
 [http://bousai.maechan.net/volcano/asama/archive/jyoho/]
 
気象庁による浅間山爆発予報を評価します

2004
△9月1日2002 (205Pa, 180kt) 29時間前から山頂直下が膨らむような傾斜変化と地震の多発
△9月23日1944 (72Pa, 50kt) 4時間前から山頂直下が膨らむような傾斜変化。地震の多発
○9月29日1217 (29Pa, 20kt) 14時間前から始まった膨らみが、いったん収まるかにみえたあと、6時間前からまた膨らんだ。
×10月6日          7時から11時まで急激な山上がりが観測された。そのあと緩やかな山上がりが10日23時まで。
 10月10日2310 (19Pa, 20kt) 爆発後、山下がり。
○11月14日2059 (73Pa, 40kt) 約26時間前から山上がり。

2005
×2月21日          17時から22日1時まで山上がり。8時から22時まで山上がり。いまは山下がり。

  ○ 予知成功
  △ 事後予知(事前アナウンスなし)
  × 予知失敗

気象庁が21日0900発表の火山観測情報53号で、「このような変化は、昨年発生した4回の中規模の噴火前にも観測されています。」と書いたのは、アンフェアだ。10月6日7時の異常発生と4日後10日2310のブルカノ式爆発の事例を無視している。10月6日0940発表の火山観測情報76号で、「同様の変化は、9月1日、9月23日および9月29日の噴火前にも見られました。」と書いたのだから。

現時点において、気象庁による浅間山噴火予報の的中率は67%だといってよいだろう。

3947. 2005年02月23日 17時40分04秒 投稿:早川
 [http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jp/volcano/306-050223173028.03.html]
> 火山観測情報 第57号
>
> 平成17年2月23日17時30分 気象庁地震火山部
>
> 火山名 浅間山
>
> ** 見出し ***************************
>
> 本日(23日)、第100回火山噴火予知連絡会が開催され、浅間山の火山
> 活動について次のとおり統一見解が発表されました。
> <火山活動度レベル3が継続しています。>
>
> ** 本 文 ***************************
>
> 浅間山の火山活動に関する火山噴火予知連絡会統一見解
>
>  浅間山は、火山活動には低下傾向が認められず、引き続き火山活動の状態
> を注意深く監視していく必要があります。
>
>
>  昨年9月1日に爆発的噴火が発生した浅間山では、9月中旬に山頂火口内
> に溶岩が出現し、山頂噴火を繰り返しました。11月14日にも、噴石を中
> 腹まで飛散させる爆発的噴火が発生しました。
>
>  噴火は12月9日以来観測されていません。10月以降火口底の深さはわ
> ずかに深くなっている傾向も見られますが、大きな変化はありません。 ま
> た、火口周辺の地殻変動データには大きな変化は認められません。
>
>  しかし、火山性地震や微動の活動は継続しており、火山ガスの放出量も多
> く、火口底の温度が高い状態が続いています。また、周辺部のGPSによる
> 地殻変動観測によれば、10月以降に再び始まった山体のゆっくりとした膨
> 張が現在も続いています。
>
>  以上のように、大規模な噴火が切迫していることを示す観測データはあり
> ません
が、活発な噴煙活動や地震活動が続き、深部での膨張を示す地殻変動
> も観測されており、火山活動に低下傾向は認められず、今後これまでのよう
> な噴火を繰り返す可能性は否定できません。 引き続き、噴煙活動、地震活
> 動、地殻変動等を注意深く監視していく必要があります。
>
>  これまで同様爆発に伴う噴石には注意が必要です。また、風下での火山レ
> キ・火山灰
等にも注意が必要です。 また、爆発時の空振にも注意が必要で
> す。
>
>
>  浅間山の火山活動度レベルは3(山頂火口で小〜中噴火が発生する可能性
> がある)です。


上で言う噴石って、なんだろねえ。
レベル4で例示した
> 1950年9月23日の噴火(火口から8km以上離れた場所に噴石)
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/kaisetsu/level_toha/level_306.htm
を放置したままこういう文章を書く神経が理解できない。
そのときそこに落ちたのは直径5センチの火山レキなり(#2#300)。


「大規模な噴火が切迫していることを示す観測データはありません」は、「いま
はそういう兆候が認められないけど、明日そうなることを否定しないよ」と読む
べきところです。

3996. 2005年03月13日 22時35分35秒 投稿:早川
 [http://www.southernforests.com.au/product/listing.asp?id=3&top=1]
 
自己責任の木登り文化

私が到着したとき、小学4年生くらいの男女10人と大人男女二人が広場でミーティングをしていた。

私は、とりあえず登ってみた。しかし15メートルほどのところで下をみたら目まいがしたので、いったん地上に下りた。

すると、ドイツ人カップルがやってきて、そのうちの女性だけがするすると登り始めた。男性は下で見ているだけ。女性はすぐ視界から消えた。

広場の小学生たちのうち6人がやってきて、登り始めた。男性が後ろからついていく。10メートルほどのところで集団の動きが止まった。二番目の男の子がひとり下りてきた。下にいる四人と最後の男性は、その男の子が下りるのを静かに待っている。その子が下り終ると、残った子どもたちと男性はまたたく間に上っていった。途中、下りてくるドイツ人女性との交換もスムーズに行われた。

地上に降り立った彼女は、下で待っていた男性とともに平気な顔で立ち去った。子どもたちも61メートルの高さにある頂上監視台に着いたようだ。ヤッホーの合唱が聞こえる。

しばらくすると、残りの子どもたち四人も木に取り付いた。さっき下りてきた男の子も再挑戦だ。後ろから女性がついていく。しかしやはり10メートルほどのところで動きが止まった。全員引き返してきた。

無理はしないように言い聞かせてあったようだ。登れなくて恥入るような雰囲気は子どもたちにまったくなかった。そのうち登れるようになる、また挑戦すればよい、という顔をどの子もしていた。

私も再挑戦した。途中、男性が上から下りてきた。私は木の幹側に停止して、じっと待つ。男性はKeep going(そのまま登り続けて)といいながら、するすると下りていった。

まもなく子どもたちも下りてきた。交換するときに聞いた。
Aren't you scared?(こわくなかった?)
No. It's fun!(ぜんぜん。おもしろい!)

頂上の監視台は、私には怖かった。上から見た森の景色をそこでゆっくりと楽しむ余裕はなかった。写真を撮って、そこそこに退散した。

子どもたちは、この地域の小学生だったと思われる。年齢が行くと、みなこの木に登るのだろう。この木に登ることによって、地域の一員としての自覚を得るのだろう。ただしそれはけっして急がされるものではない。子どもたちひとり一人が、それぞれ登れるだけの体力と気力を備えたときに登る。まだ登ってないからといって、差別されることはない。

こういう文化があるようにみえた。

この61メートル木登り文化は、しかし日本ではありえないことだと思われた。残念なことだ。

「自己責任だと言い捨てるのは、行政の責任逃れだ」という意見を、昨年何度も聞いた。権利と文化をみずから放棄している意見だとしか、私にはみえない。

4044. 2005年03月20日 16時11分13秒 投稿:早川
> 火口底に 変化なし


2005年3月20日9時

火映40枚
空撮64枚

4116. 2005年04月03日 07時41分18秒 投稿:早川
 [http://www.monash.edu.au/news/releases/march05-volcano.html]
#4106. 2005年04月02日 08時01分44秒 投稿:早川
>  [http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20050401/050401052129.xxstw27e.html]
> > インドネシア火山が超巨大噴火の恐れ=豪州の専門家が警告
> > (時事通信)

> 長い目で見れば、先日の地震がそのような効果をもつことはありうるし、計算し
> て確かにそのセンスで働くことが確かめられたのかもしれない。しかし、数ヶ月
> や数年先に起こるとまでいえるはずがない。数十年以上先、もしかしたら数千年先
> にもたらすかもしれない結果をキャスが学術的に予想したのだが、それが曲がっ
> て、あるいは意図的に曲げて伝わったものとみられる。
>

3月13-14日にBBCで放送されたSupervolcano
http://www.bbc.co.uk/sn/tvradio/programmes/supervolcano/index.shtml
にひっかけてモナッシュ大学がプレスリリースしたカルデラ破局噴火がもたらす
災害一般論を、どこかの記者がインドネシアの地震とトバ・カルデラの関係にひっ
かけておもしろおかしく報道したのだと思われます。

インドネシア地震の文脈で読むのではなく、BBCプログラムSupervolcanoの文脈
で読むべきニュースでした。

4166. 2005年04月14日 12時03分02秒 投稿:嬬恋S
第4回 明るく楽しい浅間山学習会

日 時 2005年4月25日(月) 10:00〜16:00
目 的 火山としての浅間山の基礎を学ぶ
対 象 浅間山麓の観光業者、年間・季節居住者など
講 師 早川由紀夫(群馬大学教授)
定 員 20名
参加費 無料
日 程 9:30集合
    10:00〜16:00 浅間山麓の地学景勝地をバスで訪れます。
    見学場所候補(すべては見られません)
    ・峰の茶屋(1783年軽石)
    ・六里ヶ原駐車場(2004年9月の火山礫)
    ・鬼押出し
    ・鬼押しハイウェー沿いの鎌原石
    ・鎌原観音堂
    ・西窪の吾妻川岸の大きな崖(1万6000年前の火砕流堆積物)
    ・応桑(2万4000年前の流れ山)
その他 お昼は各自御用意ください。
    集合・解散場所地図

     パルコール嬬恋ゴルフコース駐車場
     群馬県吾妻郡嬬恋村大字大笹字大平1832−1

申し込み meeting@maechan.netへメールで、
     あるいは嬬恋高原倶楽部0279−96−1600(飯田)へ電話でお願いします。

4167. 2005年04月14日 13時45分49秒 投稿:早川
私が#2#1450でした呼びかけに地元のかたが応えてくださって、第4回学習会を実施できることになりました。住民主催による初めての現地見学会です。楽しみです。

みなさん、ふるってご参加ください。