4回も行ったハマム

ハマムとは,トルコ風呂のことですが,ひと昔前,日本で言われていたそれとは異なる性質のものです.三助が体を洗ってくれてマッサージしてくれるサウナだと思っていただければいいです.

イスタンブールのガラタサライ 11,200,000リラ(3300円)+5ドル(600円).設備はたいへん立派.大理石の台がとても熱かった.ちょうど客が集中してしまったためか,洗い・垢すり・マッサージの手順が短時間で雑だったと思う.三助が最後に「マネー」とあからさまにチップを要求したのは不快だった.二階の個室に戻って横になっていると,マッサージ師登場.これも料金のうちかと思ったが,これは別料金だったらしい.5ドル要求された.帰ろうとすると,預けておいた靴がぴかぴかに磨かれていて三助たちが横一線に整列していたが,「バイバイ」と手を振って出てきた.

カッパドキアのウルギュップ 2,600,000リラ(800円)チップなし.ここだけサウナにまず入れられた.垢すりとマッサージは別室だった.男女共用だったからなのだろう.よ〜く垢を落としてもらった.アメリカ人の熟年男女のグループが水着をつけてシャンプー持参で入ってきたのには驚いた.

ギリシャのロードス島 300ドラクマ(120円)チップなし.お金を払ったら,鍵と金属のボールを渡された.金属のボールは何かと聞いたら,これで水をくんで頭からかけろと手真似でいう.中はあまり熱くなかった.ただ寝ころんで自分で洗った.出るとき地元のおばさんといっしょになった.銭湯だったんだ.

イスタンブールのチャンベリタシュ 6,500,000リラ(1900円)+チップ500,000リラ(150円).マッサージはなかなかよかったが,清潔感がいまひとつだった.個室のベッドで1時間ほどよく寝た.最後にやはりあからさまなチップの要求.イスタンブールのハマムは堕落している.