12.31 アロハ航空オーバーブッキング事件(武井伸光)

 最終日,いよいよハワイ島とのお別れです。早朝5時に起床。慌ただしく荷物のパッキングをする人,慌ただしい中でもきちんと朝食を摂る人,そんな中でも寝ている人,といろんな人の準備が揃い,6時にはホテルをチェックアウトします。

 昨日からの雨の中,6時30分に空港に着きます。レンタカーを返しに行きます。しかし,4台のうち1台の料金が高く要求されたのでその交渉をしなくてはなりません。交渉に手間取り,時間をロスします。

 飛行機の離陸予定時刻は07:25 なのですが,もう 07:00 です。 カウンターで荷物にはるタグをもらうのですが,そのタグの粘着が弱く,なかなか荷物に貼りつきません。 カウンターでの交渉が終わったのは 07:15。あと10分しかありません。

 カウンターから走って金属探知機のところまで行き,探知してもらい,また走って搭乗口に向かいます。

 搭乗タラップを駆け足で登ります。最上段を見ると,長井くんは余裕の表情でカメラを取り出し写真なんぞ撮っています。ふりかえると,早川先生と正芳さんの前で,何と!ゲートが閉じられています。

 どうやら,規定人数をオーバーしてしまったようなのです。昨日からの雨も,レンタカーの超過請求も,なかなか貼り付かないタグも,星くんが今回も金属探知機を鳴らしたのも,この,オーバーブッキングを暗示していたかのようです。

 悪い時には悪いことが重なるもので,日本−ハワイ間で私たちが乗った飛行機会社が乱気流により死者まで出していました。

 タラップの上にずーっといる訳にもいかないので,ひとまず,機内に乗り込みます。空席はほとんど無く,てんでんばらばらに座ります。

 2人分の席が無いので,次便でもよい人を募り,その人に規定の料金 ($50?)を渡し,何とか早川先生,正芳さんが座ることが出来たのでした。やれやれ。

 07:38,やっとのことで離陸。はぁ,疲れた。