災害想定 心構え新た  県が初の抜き打ち招集訓練  県は27日早朝、課長級以上の職員を対象に、災害時を想定した抜き打ちの非常 招集訓練を行った。対象者159人のうち、出張や休暇中の11人を除く148人 が参加。有事の心構えを新たにした。  訓練は、同日午前5時26分ごろ、盛岡市を中心とする地域に震度6弱の強い地 震が起きた―との想定で行った。県はただちに増田知事を本部長とする災害対策本 部を設置。職員は同5時45分ごろから県庁4階特別会議室に続々と集まり、参集 手段と登庁時刻を記入した。  部長級職員ら18人で構成する本部員会議では、増田知事が「災害はいつ起きる か分からない。今回の抜き打ち訓練を教訓に、万一の際の迅速な対応を心掛けてほ しい」と訓示。篠谷隆消防防災課長は実施結果と災害時の組織体制などについて説 明した。  訓練は、今月22−28日までの土日を除いた日に抜き打ち実施することにして いた。全庁を対象に抜き打ち訓練を行ったのは初めて。    参加148人中、招集時刻から登庁までに要した時間は10分以内が3人、20 分以内24人、30分以内43人、60分以内65人。61分以上も13人いた。 http://www.iwate-np.co.jp/news/news.html#news-28